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エコキュートの補助金はいつまでに申請する?補助額や手続きの流れ、注意点も解説

エコキュート

エコキュートの補助金制度は毎年内容が変わるため、最新情報を把握しておくことが欠かせません。

2026年度は「給湯省エネ2026事業」として、基本補助額が1台あたり7万円に引き上げられました。高性能モデルを選べば最大10万円、撤去加算を含めると最大14万円の補助を受けられます。

ただし予算には上限があり、前年度の2025事業は2025年12月に受付終了。「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにした結果、補助金を受けられなかった人も少なくありません。

この記事では、給湯省エネ2026事業の補助金額や申請条件、みらいエコ住宅2026事業との違い、自治体独自の補助金まで、エコキュート補助金の全体像を整理しています。

また、本題に入る前に、エコキュートの交換や導入を検討中の方へ大切なことをお伝えさせてください。

エコキュートの交換で最も多い失敗が「業者選びのミス」です。実は業者選びを間違えるだけで、数十万円単位の損をしてしまうケースも珍しくありません。

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それでは、本題の解説に入ります。

目次
  1. エコキュート補助金とは
  2. 国の補助金「給湯省エネ2026事業」を徹底解説
    1. 補助金額の詳細
      1. 基本補助額
      2. 撤去加算
      3. 補助金シミュレーション
      4. 2025年度からの主な変更点
    2. 申請の流れ
    3. 申請に必要な書類
    4. 事業者選びのチェックポイント
    5. 申請前に知っておくべき注意点
      1. 予算消化率のチェックは必須
      2. よくあるNGケース
      3. 他の補助金との併用ルール
  3. その他の国の補助金|みらいエコ住宅2026事業
    1. 「みらいエコ住宅2026事業」の仕組み
      1. 具体的な申請シミュレーション
    2. 給湯省エネ事業とみらいエコ住宅事業の使い分け
  4. 地方自治体によるエコキュート補助金制度
    1. 国の補助金との併用について
    2. 主要自治体の補助金の例
      1. 東京都「東京ゼロエミポイント」
      2. 大阪府内の市町村
      3. その他の地域
    3. 自治体の補助金を探す方法
    4. 自治体申請で注意すべき4つのポイント
      1. 申請のタイミング
      2. 予算と申請期間
      3. 施工業者の地域制限
      4. 必要書類の準備
  5. エコキュートの導入費用と補助金で実質いくらになる?
    1. エコキュート導入費用の相場
    2. 補助金適用後の実質負担額
  6. エコキュート補助金申請の重要ポイントと注意点
    1. 予算上限に注意する
    2. 申請前チェックリスト
    3. 補助金が振り込まれるまでの目安
  7. エコキュート補助金でよくある質問
    1. Q. エコキュートの補助金は自分で申請できる?
    2. Q. エコキュートからエコキュートへの買い替えでも補助金は出る?
    3. Q. 賃貸住宅や集合住宅でも補助金は使える?
    4. Q. 給湯省エネ事業と自治体の補助金は同時にもらえる?
    5. Q. 2026年度の給湯省エネ事業はいつまで申請できる?
    6. Q. エコキュートの補助金は新築でも対象になる?
  8. まとめ

エコキュート補助金とは

電気代の値上がりが続くなか、家庭のエネルギー消費で意外と大きいのが「給湯」です。全体の約3割を占めており、エアコンに次ぐ割合になっています。

エコキュートは空気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ技術」を採用した給湯器です。従来の電気温水器と比べて消費電力を約3分の1に抑えられるため、月々の電気代削減に直結します。4人家族の場合、年間で約2〜3万円の電気代節約が期待できるとされています。

国はこのエコキュートの普及を後押しするため、導入費用の一部を補助する制度を毎年実施中です。2026年度も「給湯省エネ2026事業」として継続が決まりました。

補助金の財源は国の予算です。申請が集中すると年度途中でも受付が打ち切られるため、検討中の方は早めに動くことが大切です。なお、エコキュートの耐用年数は一般的に10〜15年。現在の給湯器が10年を超えているなら、補助金が使える今のうちに交換を検討する価値があります。

国の補助金「給湯省エネ2026事業」を徹底解説

エコキュート補助金のなかで最も補助額が大きいのが、経済産業省が管轄する「給湯省エネ2026事業」です。正式名称は「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」。

2025年度の事業は予算到達により2025年12月23日に受付終了しました。2024年度も同様に年度途中で打ち切りとなっています。2026年度は補助金額や要件が一部変更されているため、最新の内容を以下で詳しく解説します。

補助金額の詳細

2026年度の補助金は「基本額」と「撤去加算」の2段階で構成されています。それぞれ見ていきます。

基本補助額

導入するエコキュートの性能によって、以下の2パターンに分かれます。

  • A要件のみ:7万円/台
  • A要件+B要件:10万円/台

A要件は「インターネットに接続でき、天気予報や日射量予報と連動して昼間の電力で沸き上げができる機能」を備えた機種が対象です。2026年度からはこのA要件が基本条件となりました。

B要件はA要件に加えて、CO2排出量を5%以上削減できる高い環境性能を持つ機種が対象です。太陽光発電の余剰電力を最大限活用する「おひさまエコキュート」もB要件に含まれます。自宅に太陽光パネルがある方、または設置を予定している方はB要件対応モデルを選ぶと、補助額と電気代削減の両方で有利になります。

撤去加算

古い設備を撤去してエコキュートに交換する場合、追加の補助が受けられます。

  • 電気温水器の撤去:+2万円/台
  • 蓄熱暖房機の撤去:+4万円/台(上限2台まで)

2025年度と比べると撤去加算は減額されていますが、基本補助額が引き上げられたため、全体としての補助額は大きく変わりません。

補助金シミュレーション

組み合わせ別の補助金額をまとめます。

パターン基本額撤去加算合計
A要件モデル(新規導入)7万円なし7万円
A+B要件モデル(新規導入)10万円なし10万円
A+B要件+電気温水器撤去10万円2万円12万円
A+B要件+蓄熱暖房機撤去10万円4万円14万円

高性能モデルの導入と蓄熱暖房機の撤去を組み合わせれば、最大14万円の補助を受けられる計算です。

2025年度からの主な変更点

項目2025年度2026年度
基本補助額6万円7万円(A要件)
A+B要件最大13万円最大10万円
電気温水器撤去加算4万円2万円
蓄熱暖房機撤去加算8万円4万円
ネット接続機能加算要件基本要件(必須)

最大の変更点は、インターネット接続と昼間シフト機能が「加算のための上位要件」から「基本要件」に格上げされたことです。これに伴い、対応していない旧型モデルは補助対象外となります。購入前に、希望する機種が2026年度の要件を満たしているか、メーカーの公式サイトや業者に確認しておくことが重要です。

申請の流れ

給湯省エネ2026事業の申請は、住宅所有者が直接行うことはできません。国に登録された「給湯省エネ事業者」を通じて手続きを進める仕組みになっています。

  1. 給湯省エネ事業者に登録されている業者を選ぶ
  2. 機種や工事内容を決めて契約する
  3. エコキュートの設置工事を行う(2025年11月28日以降の着工が対象)
  4. 工事完了後、業者が交付申請を事務局に提出する
  5. 事務局から自宅に交付決定通知書が届く
  6. 補助金が業者に支払われ、契約時に取り決めた方法で還元される

補助金は国から業者に直接支払われ、その後、契約時に決めた方法で購入者に還元されます。「工事代金から相殺」か「後日振込」が一般的です。

工事完了から交付申請までに時間がかかる場合は、業者が「申請予約」を行うことで予算枠を確保できます。申請手続き中に予算が尽きるリスクを避けるため、契約後すぐに予約を入れてくれる業者を選ぶのがポイントです。

申請に必要な書類

給湯省エネ事業の交付申請に必要な書類は以下のとおりです。書類の準備と提出は原則として業者が行いますが、購入者側で用意するものもあるため事前に把握しておきましょう。

  • 共同事業実施規約:補助金の利用について購入者と業者が合意する書面で、業者が書式を用意するのが一般的です
  • 工事請負契約書の写し:業者と締結した契約書のコピー
  • 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証のいずれか
  • 工事前後の写真:設置場所のビフォーアフターを撮影したもの
  • 設置機器の保証書または銘板の写真:機種が補助対象であることの確認に使われます

特に注意が必要なのは工事前の写真です。撮り忘れると後から用意できず、補助金の対象外になってしまいます。業者に「工事前の写真は撮ってもらえますか」と事前に確認しておきましょう。念のため自分のスマートフォンでも撮影しておくと安心です。

書類の提出はすべてオンラインで完結します。業者が事務局のポータルサイトにスキャンデータをアップロードする形式のため、購入者が紙の書類を郵送する必要はありません。ただし画像が不鮮明だと不備扱いで差し戻されるため、文字がはっきり読める状態で撮影してください。

事業者選びのチェックポイント

補助金の申請をスムーズに進めるには、信頼できる業者選びが重要です。以下の5点を確認しましょう。

  • 公式サイトで給湯省エネ事業者に登録されているか
  • 補助金を利用した工事の実績が豊富か
  • 見積書に「補助金適用後の実質負担額」が明記されているか
  • 補助金の還元方法が明確で、契約書にも記載があるか
  • 問い合わせへのレスポンスが早いか

補助金申請はスピード勝負です。対応が遅い業者に依頼すると、手続き中に予算が上限に達してしまうリスクがあります。複数の業者から見積もりを取り、対応の速さや説明の丁寧さも含めて比較するのが確実です。

申請前に知っておくべき注意点

予算消化率のチェックは必須

この補助金は予算に上限があり、申請額が予算に達した時点で終了します。特に撤去加算の予算は全体予算とは別枠で管理されており、早期に上限に達する傾向があります。

2024年度は電気温水器の撤去加算が人気を集め、事業全体の締切より前の2024年11月18日に受付終了。2025年度も12月に受付が終了しています。

公式サイトでは予算の消化率がほぼ毎日更新されるため、検討段階からこまめに確認しておくと安心です。

よくあるNGケース

  • エコキュートからエコキュートへの交換:本体の補助は受けられますが、撤去加算は対象外です。撤去加算は電気温水器と蓄熱暖房機に限られます。
  • 中古品やDIYでの設置:補助対象は登録事業者が設置した新品のみ。
  • 対象期間外の着工:2025年11月28日以降に着工した工事が対象です。契約日ではなく実際の着工日が基準になる点に注意してください。
  • ネット接続機能なしのモデル:2026年度からはインターネット接続機能が基本要件です。この機能がない機種は補助対象外となります。

他の補助金との併用ルール

国の他の補助金事業と、エコキュート導入で補助対象が重複する場合は併用できません。例えば、給湯省エネ事業とみらいエコ住宅事業の両方でエコキュートの補助を受けることは不可です。ただし、都道府県や市区町村が独自に行っている補助金制度とは、多くの場合で併用できます。お住まいの自治体の制度も合わせて確認しておきましょう。

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その他の国の補助金|みらいエコ住宅2026事業

国のエコキュート関連補助金は給湯省エネ事業だけではありません。国土交通省が管轄する「みらいエコ住宅2026事業」も選択肢の一つです。

これは2025年度まで「子育てエコホーム支援事業」として実施されていた制度の後継事業にあたります。名称は変わりましたが、住宅全体の省エネ化を支援するという基本的な枠組みは引き継がれています。子育て世帯や若者夫婦世帯がメインの対象です。

「みらいエコ住宅2026事業」の仕組み

この事業を検討する前に知っておくべき重要なポイントがあります。エコキュートの設置単体では補助金を受けられないということです。

給湯省エネ事業が「高効率給湯器の導入」に特化しているのに対し、みらいエコ住宅事業は「住宅全体の省エネ化」を促進する制度。複数の省エネ改修を組み合わせる「合わせ技」が申請の必須条件となります。

エコキュートを設置した場合の補助額は一律3万円。ただし、この3万円だけでは申請できません。申請には以下の2つのルールを満たす必要があります。

  1. 必須工事を1つ以上行うこと:開口部の断熱改修(内窓設置・外窓交換など)、外壁・屋根・天井・床の断熱改修、エコ住宅設備3種類以上の設置、のいずれか
  2. 補助額の合計が5万円以上になること

具体的な申請シミュレーション

申請パターン内容合計補助額申請可否
NG例エコキュート設置のみ3万円不可(5万円未満)
OK例①内窓設置(2万円)+エコキュート(3万円)5万円可能
OK例②高断熱浴槽(3万円)+節湯水栓(0.6万円)+浴室乾燥機(2.3万円)+エコキュート(3万円)8.9万円可能

窓のリフォームや断熱工事など、複数のリフォームを計画しているなら、エコキュートの3万円を上乗せできるメリットがあります。特にOK例②のように、浴室まわりの設備をまとめてリフォームする場合は合計補助額が大きくなりやすいです。

給湯省エネ事業とみらいエコ住宅事業の使い分け

「結局どちらを使えばいいのか」は、リフォームの規模で判断します。

エコキュートの導入だけなら、給湯省エネ2026事業の一択です。みらいエコ住宅事業はそもそも単体では申請できず、補助額も3万円と小さいため、比較の余地がありません。給湯省エネ事業であれば最低7万円、高性能モデルなら最大10万円(+撤去加算)の補助を受けられます。

一方、窓の断熱改修や外壁工事なども合わせて計画しているなら、みらいエコ住宅事業のほうが合計補助額で有利になるケースもあります。リフォーム業者に「給湯省エネ事業を使ったパターン」と「みらいエコ住宅事業を使ったパターン」の2通りで見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。

なお、依頼する業者がどちらの事業にも登録しているか事前に確認しておくと、比較検討がスムーズに進みます。両方に登録している業者なら、どちらが有利かシミュレーションしてもらえるはずです。

地方自治体によるエコキュート補助金制度

国の補助金に加え、都道府県や市区町村が独自にエコキュート補助金を用意しているケースがあります。補助額は自治体によって1万円〜10万円程度と幅がありますが、国の補助金と併用できる自治体も多いため、合わせてチェックしておくと導入費用をさらに抑えられます。

国の補助金との併用について

国の補助金と自治体の補助金は財源が異なります。国の補助金は国の予算から、自治体の補助金は各自治体の税収などから支出されるため、管轄が別々です。そのため、独立した制度として運用され、併用が認められるケースが多くなっています。

例えば、給湯省エネ2026事業で10万円+自治体の補助金で5万円の合計15万円を受け取れる可能性もあります。ただし自治体によってルールは異なるため、申請前に必ず窓口で確認してください。

主要自治体の補助金の例

どのような補助金があるのか、主要な自治体の制度を紹介します。自治体の補助金は年度ごとに内容が変わるため、最新情報は各自治体の公式サイトで確認してください。

東京都「東京ゼロエミポイント」

東京都は「東京ゼロエミポイント」事業を実施しています。都内在住の方がエコキュートを購入すると、販売価格から12,000円分の値引きを受けられる制度です。対象期間は令和9年3月31日まで。予算の消化状況によっては期日が早まる場合があります。

国の給湯省エネ事業との併用も可能です。給湯省エネ2026事業で7〜10万円+ゼロエミポイントで12,000円を合わせると、8.2〜11.2万円を活用できる計算になります。対象の家電量販店や販売店で購入する際に、店頭で値引きが適用される仕組みです。

23区内ではさらに独自の補助金を用意している区もあります。江東区や大田区などが省エネ設備の導入を対象にした補助制度を実施しており、国+都+区の3つを併用できるケースも。お住まいの区の環境課に確認してみてください。

大阪府内の市町村

大阪府として統一的なエコキュート補助金はありませんが、府内の一部市町村が独自に補助制度を設けています。泉大津市では省エネ設備の導入に対して20,000円の補助金を交付しており、申請期間は年度初めの4月から翌3月まで。堺市ではZEH住宅を対象とした支援事業のなかで、エコキュートの導入費が補助対象になる場合があります。

大阪府の公式サイトでは「大阪府内市町村の省エネ・再エネに関する支援制度」として、府内全市町村の補助制度が一覧にまとめられています。お住まいの市町村に使える制度があるか確認する際に活用してください。

その他の地域

北海道や東北、九州など寒冷地や電気温水器の普及率が高い地域では、自治体の補助額が手厚い傾向があります。補助額が5万〜10万円に設定されている市町村も珍しくありません。引っ越し予定がある方は、転居先の自治体の制度も合わせて調べておくと、タイミングを合わせてお得にエコキュートを導入できる可能性があります。

自治体の補助金を探す方法

最も確実なのは、お住まいの市区町村の公式サイトで検索することです。以下のキーワードで検索すると見つかりやすくなります。

  • 「エコキュート 補助金」
  • 「高効率給湯器 助成金」
  • 「省エネルギー設備 補助」

担当部署は環境課、環境政策課、産業振興課などが多い傾向です。ウェブサイトで見つからない場合は、電話で「エコキュートの補助金制度はありますか」と直接聞くのが一番早い方法です。受付状況や今年度の予算残額もその場で教えてもらえます。

自治体申請で注意すべき4つのポイント

申請のタイミング

自治体によって「事前申請」と「事後申請」に分かれます。事前申請の自治体では、工事の契約・着工前に申請して交付決定を受ける必要があります。先に工事を始めてしまうと、補助金は一切受けられません。必ず最初にどちらの方式か確認してください。

予算と申請期間

ほとんどの自治体で先着順です。年度初めの4〜6月に受付を開始する自治体が多く、人気のある自治体では数ヶ月で予算が尽きることもあります。年度が切り替わるタイミングで情報収集を始めましょう。

施工業者の地域制限

「市内の事業者が施工した場合のみ補助対象」とする自治体もあります。ネットで見つけた遠方の格安業者に依頼したところ、自治体の補助金が使えなかったというケースもあるため、業者選びの前に補助金の要件を確認しておきましょう。

必要書類の準備

見積書、契約書、領収書、工事前後の写真、製品の保証書、住民票、納税証明書など、自治体ごとに必要書類は異なります。不備があると再提出で時間がかかるため、申請要綱をよく読んでから準備を進めてください。工事前の写真は撮り忘れると後から用意できないため、業者に依頼する前に自分でも撮影しておくと安心です。

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エコキュートの導入費用と補助金で実質いくらになる?

補助金の金額を聞いても、実際に自分がいくら払うのかはイメージしにくいものです。エコキュートの導入にかかる費用の目安と、補助金を差し引いた実質負担額を具体的に整理します。

エコキュート導入費用の相場

エコキュートの導入費用は、本体価格と工事費用に分かれます。

項目費用の目安
本体価格(給湯専用タイプ)20万〜30万円
本体価格(フルオートタイプ)25万〜45万円
標準工事費10万〜20万円
合計30万〜65万円

給湯専用タイプはお湯を出すだけのシンプルなモデルで、価格を抑えたい方に向いています。フルオートタイプは自動で湯はりから保温、足し湯まで行うため、家族が多い世帯に人気です。

設置場所の状況や配管の延長が必要な場合は追加費用が発生します。既存の給湯器の撤去費用は工事費に含まれることが多いですが、見積もり時に内訳を確認しておくと安心です。

補助金適用後の実質負担額

フルオートタイプのA+B要件対応モデルを導入し、電気温水器を撤去するケースで試算します。

  • 導入費用の目安:約40万円(本体25万+工事15万)
  • 給湯省エネ2026事業の補助:12万円(A+B要件10万+電気温水器撤去2万)
  • 自治体補助金(仮に5万円の場合):5万円
  • 実質負担額:約23万円

エコキュートに切り替えることで年間2〜3万円の電気代削減が見込めます。仮に年間2.5万円の節約とすると、約9年で実質負担額を回収できる計算です。エコキュートの寿命は10〜15年なので、残りの数年分がまるまる節約になります。

太陽光発電を設置済みの住宅なら、おひさまエコキュートを選ぶことで昼間の余剰電力を給湯に回せます。買電量がさらに減るため、節約効果はもっと大きくなります。

エコキュート補助金申請の重要ポイントと注意点

補助金制度の内容を理解していても、実際の申請段階でつまずく人は少なくありません。確実に補助金を受け取るために、押さえておきたいポイントと注意点をまとめます。

予算上限に注意する

エコキュート補助金は先着順で、申請額が予算の上限に達した時点で受付が終了します。「申請期限は○月まで」と記載があっても、実際にはそれより早く締め切られるのが通例です。

2024年度は電気温水器の撤去加算が人気を集め、2024年11月18日に受付終了。2025年度も2025年12月23日に全体の受付が打ち切られました。

「もう少し検討してから」と先延ばしにすると、いざ申請しようとしたときには予算切れだった、という事態になりかねません。業者への問い合わせや見積もり依頼は、検討を始めた時点で動き出すのが正解です。公式サイトで予算の消化率をこまめに確認し、50%を超えたら本格的に動き出すのが一つの目安になります。

申請前チェックリスト

補助金を確実に受け取るために、以下の項目を事前に確認しておきましょう。

  • 依頼する業者が「給湯省エネ事業者」に登録されているか
  • 導入予定の機種がA要件またはA+B要件を満たしているか
  • 着工日が対象期間内(2025年11月28日以降)か
  • 公式サイトで予算消化率を確認したか
  • 見積書に補助金適用後の金額が記載されているか
  • 補助金の還元方法が契約書に明記されているか
  • お住まいの自治体に独自の補助金がないか確認したか
  • 自治体の補助金が事前申請か事後申請か把握しているか

業者との契約前にこのリストを一通り確認しておくだけで、申請漏れや手続きミスのリスクを大幅に減らせます。特に自治体の補助金は、事前申請を逃すと取り返しがつかないため、最優先で確認しましょう。

補助金が振り込まれるまでの目安

「工事が終わったのに、補助金がまだ振り込まれない」という声は少なくありません。工事完了から補助金を受け取るまでの期間は、おおよそ2〜4ヶ月が目安です。以下の流れで進みます。

  1. 工事完了後、業者が交付申請を提出(1〜2週間)
  2. 事務局が審査(1〜2ヶ月)
  3. 交付決定通知書が自宅に届く
  4. 補助金が業者に支払われ、購入者に還元

申請が集中する時期は審査に通常より時間がかかる場合もあります。「補助金がなかなか振り込まれない」と感じたら、まずは依頼した業者に申請状況を確認してみてください。交付決定通知書が届いていれば、あとは事務手続きの問題なので心配はいりません。

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エコキュート補助金でよくある質問

Q. エコキュートの補助金は自分で申請できる?

給湯省エネ2026事業の補助金は、個人で直接申請することはできません。事業に登録された「給湯省エネ事業者」を通じて申請する仕組みです。業者が書類の準備から提出まで代行してくれるため、購入者側の手続きは本人確認書類の提供や振込先口座の指定程度です。面倒な書類作業はほぼ業者任せで進みます。

Q. エコキュートからエコキュートへの買い替えでも補助金は出る?

出ます。エコキュートから新しいエコキュートへの交換でも、基本補助額の対象になります。A要件を満たすモデルなら7万円、A+B要件なら10万円の補助を受けられます。ただし、撤去加算はつきません。撤去加算が適用されるのは、電気温水器または蓄熱暖房機を撤去して新たにエコキュートを導入する場合に限られます。

Q. 賃貸住宅や集合住宅でも補助金は使える?

共同住宅でも補助対象になりますが、1住戸あたり1台までという制限があります。戸建ての場合は2台まで申請可能です。分譲マンションは管理組合の承認、賃貸物件はオーナーの承諾が必要になるため、まずは管理会社やオーナーに相談してください。

Q. 給湯省エネ事業と自治体の補助金は同時にもらえる?

多くの自治体では、国の補助金との併用が認められています。国と自治体では財源が異なるためです。例えば、給湯省エネ事業で10万円+自治体で5万円の合計15万円を受け取るといったことも可能です。ただし自治体によって併用の可否が異なるケースもあるため、申請前に自治体の窓口で確認してください。

Q. 2026年度の給湯省エネ事業はいつまで申請できる?

交付申請の受付は2026年3月下旬から開始予定で、予算の上限に達するまで受け付けます。ただし、2024年度・2025年度と2年連続で年度途中に受付が終了しています。明確な締切日は設定されておらず、予算がなくなり次第終了です。「年度末まで大丈夫」とは考えず、早めの申請が重要です。

Q. エコキュートの補助金は新築でも対象になる?

対象になります。給湯省エネ2026事業は新築住宅への設置もリフォームでの設置も、どちらも補助対象です。新築の場合は住宅メーカーや工務店が事業者登録をしていれば、そのまま申請手続きを進められます。注文住宅でも建売住宅でも対象になるため、契約前に登録状況を確認しておきましょう。

まとめ

2026年度のエコキュート補助金は、給湯省エネ2026事業で最大14万円の補助が受けられます。自治体の補助金と合わせればさらに上乗せが可能です。ただし予算には限りがあり、過去の実績を見ても毎年のように年度途中で受付が終了しています。

今すぐ取るべきアクションは3つあります。

  1. お住まいの自治体の公式サイトで独自の補助金がないか確認する
  2. 給湯省エネ事業者に登録されている業者をピックアップして見積もりを依頼する
  3. 公式サイトで予算消化率をチェックし、申請のタイミングを逃さないようにする

エコキュートは10年以上使う設備です。補助金を活用できるタイミングで導入すれば、初期費用を抑えつつ毎月の電気代も削減できます。特に今の給湯器が10年を超えている方は、故障して急いで交換する羽目になる前に、補助金を使える今のうちに動いておくのが賢明です。まずは業者への問い合わせから始めてみてください。

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