ヤマダ電機でエコキュートに交換すると、工事費込みで約47万円から85万円が相場です。専門業者より高めですが、商品と工事の両方に10年保証がつくのが特徴です。
2026年現在、国の「給湯省エネ2026事業」を使えば最大14万円の補助金を受けられます。電気温水器からの交換を検討中の方にとって、費用を大きく抑えるチャンスです。
この記事では、ヤマダ電機での交換価格やポイント還元の実態、メリット・デメリットに加え、2026年度の補助金制度の変更点まで整理しました。業者選びの判断材料としてお使いください。
また、本題に入る前に、エコキュートの交換や導入を検討中の方へ大切なことをお伝えさせてください。
エコキュートの交換で最も多い失敗が「業者選びのミス」です。実は業者選びを間違えるだけで、数十万円単位の損をしてしまうケースも珍しくありません。
とはいえ、交換業者は数が多すぎて比較するだけでも一苦労ですよね。忙しい毎日のなかで、一社ずつ調べて見積もりを取る時間なんてなかなか確保できないのが現実です。
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それでは、本題の解説に入ります。
ヤマダ電機の電気温水器交換サービスの全体像

ヤマダ電機は、店舗でもWebでもエコキュートの交換相談ができる体制を整えています。全国約1,000店舗のネットワークがあるため、地方在住の方でも利用しやすい点が強みです。
電気温水器からエコキュートへの交換は、単に機器を入れ替えるだけの作業ではありません。電源の切り替えや配管の引き直し、場合によっては基礎工事なども伴う本格的な住宅設備工事です。ヤマダ電機ではこうした工事を含めた「ワンストップ対応」を売りにしており、窓口が一つで済むため初めて交換する方にも利用しやすい仕組みになっています。
交換の流れと「工事費込み」の仕組み
相談方法は大きく2つあります。店舗のリフォームコーナーで直接スタッフに相談する方法と、公式サイトのフォームからWeb経由で問い合わせる方法です。
店舗ではリフォーム専門のスタッフが常駐しており、現在の給湯器の状況や家族構成、希望条件をヒアリングしたうえで最適な機種をいくつか提案してくれます。Web相談の場合は、フォーム送信後に担当者から電話またはメールで連絡が入る流れです。
どちらの場合も、契約前に必ず現地調査が実施されます。この調査が「工事費込み」の明朗会計を成立させる重要なステップです。
現地調査では、専門の技術者が自宅を訪問し、以下の項目を確認します。
- 設置場所の確認:既存の基礎の状態、貯湯タンクとヒートポンプの設置スペース
- 配管・配線の状況:給水管と給湯管の位置、分電盤の空き状況
- 搬入経路の確認:玄関から設置場所まで、エコキュートを問題なく運べるかどうか
調査の結果を踏まえ、標準工事で対応できるか、追加工事が必要かが判断されます。最終的な確定見積もりはこの段階で提示される流れです。見積もりの内容に不明点があれば、遠慮なくスタッフに質問しておきましょう。
標準工事に含まれる内容
「工事費込み」と聞いても、具体的にどこまでカバーされるのか気になるところです。ヤマダ電機の標準工事費は約16万円で、以下の作業項目が含まれます。
- 既存機器の撤去・処分:使用中の電気温水器を取り外し、産業廃棄物として適正に処分
- 本体設置:貯湯タンクとヒートポンプユニットの搬入・設置。アンカーボルトで基礎に固定し、地震時の転倒を防止
- 配管接続:給水管、給湯管、追い焚き配管、ドレン管の接続。保温材による凍結防止処理も実施
- リモコン設置:キッチンと浴室への新しいリモコンの取り付けと配線工事
- 電気工事:エコキュート専用の200V電源回路を分電盤から増設し、アース工事も実施
- 電力会社への申請代行:エコキュート設置に伴う必要手続きの代行
- 試運転と操作説明:全工事完了後の動作確認と、基本的な使い方やエラー時の対処法の案内
これらが全て「工事費込み価格」に含まれているため、標準的な住宅であれば追加料金は発生しません。事前に何が含まれているかを把握しておくと、他社との比較もしやすくなります。
追加費用が発生するケース
標準工事の範囲外の作業が必要になる場合は、別途費用がかかります。現地調査の段階で判明するため、契約前に必ず内訳を確認しておきましょう。
- 基礎工事:エコキュートを支えるコンクリート基礎がない場合に新設が必要。エコベース設置なら約2万〜3万円、現場でコンクリートを打設する場合は約3万〜5万円が目安
- 配管延長工事:設置場所の移動に伴う配管延長や、壁の中を通す隠蔽配管が必要な場合。延長1mあたり数千円が加算される
- 分電盤の交換:専用回路用の空きがない場合は分電盤そのものの交換が必要で約3万〜6万円。電力容量が不足していれば幹線の張り替え工事で10万円以上かかることも
- 搬入のクレーン使用:搬入経路が狭く、人力で運べない場合はクレーン車を使う。約3万〜5万円の追加費用が一般的
- ガス管・灯油タンクの撤去:ガス給湯器や石油給湯器からの切り替えでは、既存設備の撤去費用が別途発生する
- 寒冷地での凍結防止ヒーター設置:約1万〜3万円。寒冷地に住んでいる方は忘れずに確認を
追加工事の費用は全て事前の見積もりに明記されます。「工事が始まってから想定外の請求が来た」という事態は、正規の手順を踏んでいれば起こりません。不明点があれば、契約前にスタッフへ質問しておくのが得策です。
ヤマダ電機のエコキュート価格と費用相場

ヤマダ電機のエコキュート工事費込み価格は、約47万円から85万円が中心帯です。平均すると約65万円前後になります。
一般的な専門業者の相場は40万〜60万円のため、ヤマダ電機はやや高めの設定です。この差はビジネスモデルの違いから生まれています。
専門業者より高くなる構造的な理由
ヤマダ電機は全国に約1,000店舗を展開しています。都心の一等地や郊外の大型店舗にかかる家賃、従業員の人件費、テレビCMや折り込みチラシの広告費など、事業運営コストは膨大です。
これらの経費は商品やサービスの価格に一定割合で上乗せされます。店舗を持たずWeb中心で展開する専門業者と比較すると、価格が高くなるのは避けられない構造です。
また、ヤマダ電機の施工は提携する下請け業者に外注されるのが一般的です。この中間マージンも価格に反映される要因の一つ。専門業者が自社施工で中間マージンをカットしているのとは対照的です。
一方でヤマダ電機の価格には、商品・工事のダブル10年保証や、24時間365日対応のコールセンターといったアフターサポートの価値が含まれています。専門業者で同等の長期保証をつけると有料オプションで約2〜3万円かかることが多く、その差額も考慮に入れる必要があります。
容量・メーカー別の価格帯
販売の中心は、3〜5人家族向けの370Lと、4〜6人家族向けの460Lです。いずれもお湯はり・保温・足し湯まで全自動の「フルオートタイプ」が主力となっています。
ヤマダ電機で取り扱いのある主要メーカーと価格帯は以下のとおりです。
- ハウステック製:約47万円〜。ヤマダグループの独自ブランドで、機能はシンプルながら価格を抑えたい方向けの選択肢。基本的な給湯性能は他メーカーと遜色ない
- 日立・パナソニック製:約54万円〜。独自の省エネ技術や使いやすさが特徴で、最も人気のある価格帯。日立は「ウレタンク」による高い保温性能、パナソニックは「エコナビ」による学習機能が好評
- 三菱電機製:約60万円〜。「バブルおそうじ」で配管内を自動洗浄する機能や、高い省エネ性能を搭載した上位モデルが揃う
同じ容量でも、設置環境や求める機能によって価格は変動します。以下の仕様変更で追加費用が発生することを覚えておきましょう。
- 薄型モデル:狭い敷地にも設置できるスリムなタイプ。標準の角型より約3万〜5万円高い
- 耐塩害・耐重塩害仕様:海沿いの地域で塩害による腐食を防ぐ特殊塗装モデル。約2万〜6万円の上乗せ
- 寒冷地仕様:外気温マイナス20度以下でも安定稼働するモデル。ヒーターが強化されており、約4万〜8万円高くなる
チラシの最安価格に注意
チラシで目玉商品として掲載される「472,780円〜」のような最安値には注意が必要です。多くの場合、機能がお湯はりだけの「給湯専用」や「オートタイプ」、あるいはメーカーの旧モデルが対象となっています。
「給湯専用」はお湯はりのみで、追い焚きや保温には対応しません。「オートタイプ」はお湯はりと保温は自動ですが、足し湯は手動操作が必要です。日常の使い勝手を重視するなら「フルオートタイプ」を選ぶのが基本となります。
満足度の高い「フルオートタイプ」やシャワー水圧が強い「高圧給湯タイプ」を選ぶと、チラシ価格から5万〜10万円以上高くなるのが一般的です。チラシの価格だけを見て予算を組むと、実際の見積もりで差額に驚くことになりかねません。
追加費用の相場一覧
「工事費込み」はあくまで標準工事の範囲です。自宅の状況によっては追加費用が発生します。主な追加費用の相場を整理しました。
- 基礎工事:約2万〜5万円。コンクリート基礎が必要な場合の新設費用
- 電気工事:約3万〜10万円以上。分電盤の交換や幹線の張り替えが必要なケース
- 配管工事:約1万〜5万円。配管の劣化による交換や延長が必要な場合。寒冷地での凍結防止ヒーター設置は約1万〜3万円が目安
- 特殊作業費:約3万〜5万円。クレーン車による搬入が必要な場合
- アスベスト処理費:数万円〜。築年数の古い住宅で、配管の保温材にアスベストが含まれている場合に専門業者による特別な撤去・処分が必要
これらの追加費用は全て現地調査の段階で判明し、見積もり書に内訳が明記されます。現地調査の結果、想定より追加費用が多い場合は、他社の見積もりを取って比較検討するのも賢い方法です。
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ヤマダ電機でエコキュートに交換するメリット

ヤマダ電機を選ぶ理由は「大手だから」という漠然とした安心感だけではありません。ポイント還元やキャンペーン、手厚い保証など、具体的な付加価値があります。順番に見ていきましょう。
ポイント還元とキャンペーンの活用
通常、リフォーム関連商品はポイント付与の対象外になるケースが多いです。ただしヤマダ電機では、特定のキャンペーン期間中にリフォーム商品もポイント増量の対象になることがあります。
狙い目は決算期の3月と9月、ボーナス商戦の夏と冬、年末年始セールといった大型キャンペーン時期です。この時期には購入金額の5%〜10%の還元率が適用される可能性があります。
たとえば60万円のエコキュートで10%還元が適用されれば、6万円分のポイントを獲得できます。このポイントは他の家電購入や次回の買い物に使えるため、実質的な値引き効果は大きいです。
また「ヤマダLABIカード」で支払えば、通常ポイントに加えてクレジット決済ポイントが上乗せされることもあります。このカードはセゾンカードと提携しており、永久不滅ポイントが貯まる仕組みです。貯まった永久不滅ポイントをヤマダポイントに交換して支払いに充当する方法も選べます。
ポイント還元のほか、現金が戻る「キャッシュバックキャンペーン」や、上位機種を対象とした「特別割引セール」も不定期に開催されています。キャンペーンの開催時期を事前にチェックし、タイミングを合わせて購入するのが賢い選択です。
商品・工事のダブル10年保証
ヤマダ電機で交換する最大のメリットが、商品本体と設置工事の両方に10年保証がつく点です。エコキュートは精密機械であり、長く使えば故障リスクは避けられません。この保証は長期的な不安を大きく軽減してくれます。
- 商品10年保証:通常1〜3年で切れるメーカー保証の終了後も、ヤマダ電機が保証を引き継ぐ。コンプレッサーや電子基板といった高額部品の故障も、保証期間内なら修理費用の自己負担なし。修理上限額は購入金額まで
- 工事10年保証:設置工事の不備が原因で水漏れや配管トラブルが発生しても、10年間は無償修理の対象。自社の施工品質への自信の裏返しともいえる保証内容
専門業者でも10年保証を提供しているところはありますが、別途2万〜3万円の有料オプションになるケースが大半です。ヤマダ電機では工事費込み価格に保証料が含まれているため、追加負担なく長期保証を受けられる安心感があります。
24時間365日対応のコールセンターも設置されており、深夜や早朝にエコキュートの異常が発生した場合でも電話で相談できます。特に冬場の故障は生活に直結するため、いつでも連絡できる窓口があるのは心強い存在です。
全国展開の利便性
全国約1,000店舗のネットワークは、購入後の生活でもメリットを発揮します。地方や郊外で対応できる専門業者が限られる地域でも、ヤマダ電機ならほとんどのエリアをカバーできます。
転勤や引っ越しをした場合でも、引越し先の最寄り店舗で保証やサポートを継続できるのは、地域密着型の業者にはない強みです。10年保証の期間中に居住地が変わっても、保証が途切れる心配はありません。
実物を見ながら相談できるのも店舗ならではの利点です。リモコンの操作感やタンクのサイズ感は、カタログやWebサイトだけでは掴みにくい部分。店頭に展示品がある場合は、実際に触れて確認できます。
ヤマダ電機でエコキュートへ交換するデメリット

手厚い保証や安心感は魅力的ですが、デメリットも把握しておく必要があります。費用面と品揃え、対応品質のばらつき、そして納期の問題を順に確認します。
ポイント還元だけでは価格差を埋めにくい
ポイント還元は確かに魅力的ですが、専門業者との価格差を完全に埋めるのは難しいのが実情です。
具体例で考えてみます。60万円のエコキュートにキャンペーンで10%還元が適用されたとして、獲得できるのは6万ポイントです。同じ機種を専門業者が工事費込み50万円で販売していた場合、現金の支出はヤマダ電機のほうが4万円多くなります。
ポイントはあくまで次回以降の買い物で使える「割引券」であり、現金そのものではありません。ヤマダ電機で頻繁に買い物をする方にとっては価値がありますが、そうでない方にとってはメリットが薄れる側面があります。この違いを理解したうえで比較検討することが大切です。
メーカーと機種の選択肢が限られる
ヤマダ電機では、エコキュート市場で高いシェアを持つダイキンの取り扱いがありません。世界初のエコキュート開発メーカーであるコロナや、独自の高効率技術を持つ東芝も選べない状況です。
たとえばダイキンの「ウルトラファインバブル」のような独自機能を求める方は、この時点で選択肢から外れてしまいます。コロナの「ES制御」による高効率運転に魅力を感じている方も同様です。
タンク容量も370Lと460Lに集中しており、2人暮らしに最適な300L以下の小型モデルや、二世帯住宅向けの550L以上の大型モデルを探している方には選択肢が限られます。結果として、家庭の条件にぴったり合う一台が見つかりにくいケースも出てきます。
担当者による対応品質のばらつき
「大手だから誰に当たっても安心」とは限らないのが現実です。担当するスタッフや施工業者によって、提案力や工事の丁寧さにばらつきが出ることがあります。
ヤマダ電機の施工は下請け業者に外注されるのが一般的です。業者の質は地域やタイミングで異なるため、事前にヤマダ電機のスタッフへ施工実績や対応エリアの評判を確認しておくと安心です。口コミサイトで地域ごとの施工品質の評判をチェックするのも有効な手段です。
納期が長くなりやすい
ヤマダ電機では、契約後にメーカーへ製品を発注し、納品を待ってから下請け業者のスケジュールを調整します。このプロセスに平均1〜3週間、繁忙期には1ヶ月以上かかることも珍しくありません。
給湯器の突然の故障で「今日からお湯が使えない」という緊急事態には不向きです。自社倉庫に在庫を持ち、最短即日対応が可能な専門業者との大きな違いがここにあります。急ぎの交換が必要な場合は、専門業者への相談を優先するほうが現実的です。
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他の主要なエコキュート交換依頼先との比較

エコキュートの交換先はヤマダ電機だけではありません。価格、スピード、専門性、保証など、複数の要素を比較して自分に合った業者を選ぶことが後悔しないコツです。
エコキュート専門業者
急な故障で困っている方や、少しでも費用を抑えたい方にとって最も有力な選択肢です。ヤマダ電機とはビジネスモデルが根本的に異なります。
専門業者が安い理由は明快です。一等地の店舗を持たず、Webサイト中心で集客するため、家賃や店舗維持費を大幅に抑えられます。エコキュートに特化してメーカーから年間数千台単位で仕入れるため、1台あたりの卸値も低い水準です。下請けを介さない自社施工が基本なので、中間マージンも発生しません。これらの削減分が販売価格に還元されるため、ヤマダ電機との価格差は10万〜15万円に達することもあります。
スピード面でも優位性があります。主要メーカーの人気機種を自社倉庫に常備しているため、注文後すぐに出荷・工事手配が可能です。各エリアに配置された施工スタッフが巡回しており、最短即日や翌日の工事対応を実現しています。「お湯が今日から使えない」という緊急時に強い選択肢です。
ただし品質は業者によって差があります。優良業者を見分けるには、年間施工件数や施工写真の充実度、第二種電気工事士などの資格保有者の有無、商品・工事の10年保証の有無を確認するのが重要です。極端な安値を提示する業者は、必要な部材を省く手抜き工事のリスクがあるため注意しましょう。
大手家電量販店
エディオンやジョーシンといった他の大手量販店も選択肢になります。ビジネスモデルはヤマダ電機と類似しており、価格帯、下請けによる施工、長期保証、ポイント還元などのサービス内容に大きな差はありません。
あえて違いを挙げるなら、エディオンは独自の「あんしん保証」が充実しており、三菱電機製品に強い傾向があります。ジョーシンは関西地盤で、価格交渉に応じやすいという声も聞かれます。ただし、いずれも専門業者と比べた場合の価格差は同程度です。
量販店の中から選ぶなら、自宅からのアクセスの良さ、普段から貯めているポイントの有無、キャンペーンのタイミングなど、利便性で判断するのが合理的です。
インターネット専門店
価格.comなどで見かける格安のエコキュート販売店です。価格だけを追求するなら魅力的ですが、リスクも伴います。
最も避けたいのが「本体のみ購入して工事は別業者」というパターンです。設置後に故障が起きた場合、製品不良なのか施工ミスなのか原因の切り分けが難しく、販売店と工事業者の間でたらい回しになる可能性があります。結果として保証を受けられず泣き寝入りするケースも少なくありません。持ち込み品の工事を嫌がる業者も多く、割高な工事費を請求されることもあります。
工事込みで請け負うネット専門店もありますが、実際に来る施工業者の素性が事前にわからない不安は残ります。依頼する際は、運営会社の正確な所在地、連絡先、施工実績、保証内容を徹底的に確認してください。少しでも不安を感じたら避けるのが無難です。
地元の電器店や工務店
長年の付き合いがある街の電器屋さんや、家を建ててくれた工務店への依頼も一つの方法です。最大のメリットは「顔が見える」信頼関係。トラブル時に電話一本で駆けつけてくれるフットワークの軽さは大手にはない魅力です。
一方で、仕入れ力が弱いため価格は最も高くなる傾向があります。エコキュート専門ではないため、最新機種の機能や補助金制度に関する知識が不足しているケースも考えられます。店主の高齢化や後継者不足による廃業リスクもあり、10年後のサポート継続に不安が残る点は否めません。
補助金制度とローン活用で初期費用を抑える方法

エコキュートへの交換には数十万円の初期費用がかかりますが、国の補助金制度やヤマダ電機のローンを活用すれば負担を大幅に軽減できます。2026年度の制度内容を正確に押さえておきましょう。
住宅省エネ2026キャンペーンの全体像
2026年現在、国は「住宅省エネ2026キャンペーン」として以下の4つの補助事業を展開しています。エコキュートの補助金はこのうちの一つに位置づけられています。
- みらいエコ住宅2026事業:省エネ住宅の新築やリフォームを支援する事業。子育て世帯の新築やGX志向型住宅の建設、幅広い省エネリフォームが対象
- 先進的窓リノベ2026事業:窓の断熱改修に対し、1戸あたり最大100万円を補助する事業
- 給湯省エネ2026事業:エコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームなど高効率給湯器の導入費用を一部補助する事業
- 賃貸集合給湯省エネ2026事業:賃貸住宅の給湯器を高効率型に交換する費用を支援する事業
エコキュートの交換で直接関係するのは3番目の「給湯省エネ2026事業」です。窓の断熱改修も同時に行う場合は、2番目の事業と併用できる可能性もあるため、リフォーム計画の幅が広がります。
給湯省エネ2026事業の補助金額
この制度を使えば、エコキュート1台あたり最大14万円の補助金が受けられます。補助額は導入する機種の性能と、撤去する既存機器の種類によって変わる仕組みです。
基本額と高性能要件
- 基本額:7万円/台。事業の対象製品として登録されたエコキュートを導入すれば受け取れる金額
- 高性能要件:10万円/台。省エネ基準値を上回る高効率モデルを選んだ場合に適用される金額。基本額からの差額は3万円
2025年度と比較すると、基本額は8万円から7万円に、高性能要件は13万円から10万円にそれぞれ引き下げられています。補助額は減少していますが、制度自体は継続しているため、活用しない手はありません。
撤去加算
上記の基本額または高性能要件の金額に加え、以下の撤去を伴う場合は加算があります。
- 電気温水器の撤去加算:2万円/台。エコキュートではない旧式の電気温水器を撤去する場合に適用。補助を受けるエコキュートの台数分まで
- 蓄熱暖房機の撤去加算:4万円/台。上限2台まで
なお、既存のエコキュートから新しいエコキュートへの交換では撤去加算は適用されません。電気温水器からの切り替えが加算の対象となる点を覚えておきましょう。
具体的なシミュレーションを紹介します。高性能要件を満たす機種を導入し、電気温水器の撤去も行った場合、10万円+2万円で合計12万円の補助を受けられます。蓄熱暖房機も同時に撤去すれば4万円が加算され、最大14万円に達します。
2026年度からIoT接続が基本要件に
2026年度の大きな変更点として、インターネット接続機能が全対象機種で必須になりました。2025年度までは上位機種のみの要件でしたが、2026年度からは基本要件に格上げされています。
具体的には、天気予報や日射量予報と連動して昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を持つ機種、またはおひさまエコキュートであることが条件です。太陽光発電の余剰電力を効率的に活用する機能が重視されている背景があります。
Wi-Fi非対応のモデルでは補助金を受けられなくなった点に注意してください。補助金を活用したい場合は、機種選びの段階でIoT対応かどうかを必ず確認しましょう。ヤマダ電機のスタッフに「給湯省エネ2026事業の対象機種か」と直接聞くのが確実です。
申請手続きは業者が代行
補助金の申請は、購入者本人ではなく工事を行う登録事業者が手続きを代行します。ヤマダ電機で契約する場合も、ヤマダ電機側が申請を行ってくれるため、難しい書類作成の心配は不要です。
ただし、補助金が実際に還元されるまでには審査を経て2〜4ヶ月ほどかかるのが一般的です。予算枠にも上限があり、申請が集中すると早期に受付終了となる場合もあります。補助金の利用を考えている方は、早めの行動をおすすめします。
ヤマダ電機のリフォームローン
初期費用の一括払いが難しい場合は、ヤマダ電機が提携する信販会社ジャックスのリフォームローンを検討できます。
注目すべきは、リフォーム商品を対象とした「金利手数料無料キャンペーン」です。不定期開催ですが、利用できるタイミングに当たれば他のどのローンよりも有利な条件になります。
60万円のエコキュートを最大60回払いで契約した場合、通常なら発生する数万〜十数万円の金利が一切かかりません。月々1万円の支払いで済む計算です。手元の現金を減らさずに最新のエコキュートを導入できるため、キャンペーン情報はこまめにチェックしておく価値があります。
補助金とローンは併用が可能です。たとえば60万円のエコキュートから補助金10万円を差し引いた50万円をローンで分割払いにすれば、月々の負担はさらに軽くなります。補助金は工事後に還元されるため、ローンの頭金には使えない点だけ注意が必要です。
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交換工事の期間と当日の流れ

相談開始から工事完了までの全体像と、工事当日に何が行われるかを把握しておくと、スケジュール調整がスムーズになります。
相談から完了までの期間目安
ヤマダ電機でのエコキュート交換は、大きく4つのステップに分かれます。余裕を持ったスケジュールで進めるのがポイントです。
- ステップ1 相談〜契約:店舗やWebで相談し、現地調査を経て正式契約まで約1〜2週間。補助金の利用可否や納期の目安もこの段階で確認を
- ステップ2 発注〜工事日決定:契約後、メーカーへの発注と下請け業者のスケジュール調整で平均1〜3週間。繁忙期は1ヶ月以上かかることも
- ステップ3 工事当日:既存機器がエコキュートで設置場所に問題がなければ、通常5〜8時間で完了。電気温水器からの交換は配管や電源の変更が伴うため、やや時間がかかる傾向
- ステップ4 補助金還元:工事後、国の審査を経て業者経由で還元されるまでに2〜4ヶ月程度
相談から工事完了まで、トータルで3週間〜1ヶ月半ほどを見込んでおくのが現実的です。給湯器が完全に壊れてから動き出すと、お湯なし生活が長引く恐れがあります。給湯器の寿命は一般的に10〜15年のため、設置から10年を超えたあたりで早めに検討を始めるのが理想です。
工事当日のタイムスケジュール
工事当日は朝から夕方まで専門スタッフが作業します。一般的な流れを時間帯ごとに紹介します。
午前8:30〜9:00 作業開始
施工スタッフが到着し、当日の作業内容とタイムスケジュールの説明を受けます。通常2名体制での作業です。車の駐車場所やトイレの使用などもこの時点で確認します。
午前9:00〜12:00 旧機種の撤去と準備
搬出・搬入経路の養生から始まり、既存機器の取り外しと撤去を行います。給水管と電気配線の切り離しのため、一時的に断水になります。分電盤の作業中は短時間の停電もあるため、事前にトイレなどを済ませておくと安心です。
午後1:00〜4:00 新機種の設置と接続
基礎の水平確認後、貯湯タンクとヒートポンプを搬入・設置します。アンカーボルトでの固定を経て、給水・給湯・追い焚き配管、電源・リモコンの配線を接続。水漏れや接触不良が起きないよう、最も丁寧さが求められる工程です。
午後4:00〜5:00 試運転と最終確認
タンクへの給水と電源投入の後、お湯はりの試運転を行います。立ち会いの際には、リモコンの表示、お風呂のお湯はり、水漏れや異音の有無を一緒に確認しましょう。
操作説明では、リモコンの基本操作、冬場の凍結防止対策、エラー表示時の対処法などの案内があります。疑問点はこの場で全て質問しておくのが得策です。作業後は周囲の清掃と養生の撤去を行い、工事完了となります。
エコキュートの運転音と近隣への配慮
エコキュートは主に夜間にヒートポンプを稼働させてお湯を沸かします。このとき発生する運転音は約38〜55dBで、図書館内の静けさからエアコンの室外機程度の音量に相当します。
日中であれば気にならないレベルでも、深夜の住宅街では低周波音が響きやすくなります。隣家の寝室に近い場所への設置は避けるのが無難です。
防音対策としては、ヒートポンプユニットの下に防振ゴムを敷く方法や、防音シートで囲う方法があります。設置場所の選定は現地調査の段階でスタッフに相談しておきましょう。隣家との距離が近い住宅密集地では、設置前に近隣へ一言挨拶しておくとトラブル防止にもなります。
電気温水器からエコキュートに替えると光熱費はどう変わるか
電気温水器からエコキュートに交換する最大の動機は、光熱費の削減です。エコキュートはヒートポンプ技術で空気中の熱を利用するため、電気温水器と比べて消費電力を約3分の1に抑えられます。
一般的な4人家族の場合、電気温水器の給湯にかかる電気代は月額約5,000〜7,000円です。エコキュートに交換すると月額約1,500〜2,500円まで下がるケースが多く、年間で約4万〜5万円の節約効果が見込めます。
エコキュートの寿命は一般的に10〜15年です。仮に年間4.5万円の節約が10年間続くと、合計45万円のランニングコスト削減になります。本体と工事費が65万円だとすると、補助金10万円を差し引いた実質負担55万円のうち、約8割を光熱費の削減で回収できる計算です。
太陽光発電を導入している住宅であれば、昼間の余剰電力でお湯を沸かす「おひさまエコキュート」を選ぶことで、電気代を一段と抑えられます。2026年度の補助金ではIoT接続による昼間シフト機能が要件となっているため、太陽光発電との連携を前提とした機種が増えている状況です。
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よくある質問
ヤマダ電機でエコキュートに交換すると工事費込みでいくらかかる?
工事費込みで約47万〜85万円が中心帯です。平均すると65万円前後で、選ぶメーカーや機種の容量・機能によって変動します。チラシの最安値は給湯専用やオートタイプの場合が多いため、フルオートタイプを希望する場合は5万〜10万円以上高くなるケースが一般的です。
ヤマダ電機のエコキュート交換でポイントはつく?
通常、リフォーム関連商品はポイント付与の対象外です。ただし決算期やボーナス商戦などの大型キャンペーン期間中は、リフォーム商品にもポイント増量が適用されることがあります。タイミング次第で5%〜10%の還元率が期待できます。
エコキュートの補助金は2026年も使える?
使えます。「給湯省エネ2026事業」により、エコキュート1台あたり基本額7万円、高性能要件で10万円の補助金が受けられます。電気温水器の撤去加算2万円、蓄熱暖房機の撤去加算4万円と合わせて最大14万円です。2026年度からはIoT接続機能が基本要件として必須となっているため、Wi-Fi非対応モデルは対象外となる点に注意してください。
ヤマダ電機と専門業者、どちらが安い?
価格だけで比べると専門業者のほうが安く、同じ機種でも10万〜15万円の差がつくことがあります。専門業者は店舗を持たず自社施工で中間マージンが発生しないためです。ただしヤマダ電機は商品・工事のダブル10年保証や全国の店舗ネットワークによるサポートが標準で付帯しており、長期的な安心感では優位性があります。
ヤマダ電機でエコキュートを交換すると工事は何日かかる?
工事自体は通常1日で完了し、作業時間は約5〜8時間です。ただし相談から工事日までの準備期間は別途必要で、契約後にメーカーへの発注と業者のスケジュール調整で1〜3週間ほどかかります。余裕を持って相談から完了まで1ヶ月程度と見込んでおくのが安心です。
エコキュートの運転音はうるさい?
運転音は約38〜55dBで、図書館内からエアコン室外機程度の音量です。日中は気にならないレベルですが、深夜に稼働するため設置場所によっては近隣への配慮が必要です。隣家の寝室から離れた場所に設置し、必要に応じて防振ゴムや防音シートで対策するとよいでしょう。
電気温水器からエコキュートに替えるとどれくらい節約できる?
一般的な4人家族の場合、年間で約4万〜5万円の電気代削減が見込めます。エコキュートはヒートポンプ技術で空気中の熱を利用するため、電気温水器と比べて消費電力を約3分の1に抑えられるのが理由です。10年間で約45万円の節約効果となり、本体・工事費の大部分を回収できます。
まとめ
ヤマダ電機でのエコキュート交換は、工事費込みで約47万〜85万円が相場です。専門業者と比べると割高ですが、商品・工事のダブル10年保証と全国店舗でのサポート体制は大きな安心材料になります。
2026年度は「給湯省エネ2026事業」で最大14万円の補助金を受けられます。IoT接続機能が基本要件として必須化されたため、補助金の利用を考えている方は対応機種かどうかを必ず確認してください。
ポイント還元は魅力的ですが、専門業者との価格差を完全に埋めるのは難しいのが現実です。価格重視なら専門業者、保証とサポート重視ならヤマダ電機という使い分けが明確な判断基準になります。
まずはヤマダ電機の店舗やWebサイトで無料見積もりを依頼し、自宅の設置条件に合った正確な金額を把握することから始めてみてください。補助金の申請は工事業者が代行してくれるため、対象機種や申請スケジュールについても見積もり時に確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。給湯器の設置から10年以上経過している場合は、故障する前の早めの検討をおすすめします。



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