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エコキュートの交換を考えたとき、まず気になるのが「工事費込みで結局いくらかかるのか」という費用の問題です。

結論から言うと、工事費込みの総額は40万〜70万円が相場。機種のグレードや設置環境で大きく変わるため、自分の家の条件に合った見積もりを取ることが大切です。

この記事では、エコキュートの価格相場から費用の内訳、メーカーの特徴、業者の選び方、2026年の補助金情報までまとめました。「高い買い物で失敗したくない」という方が、自信を持って機種と業者を選べるようになる内容です。

また、本題に入る前に、エコキュートの交換や導入を検討中の方へ大切なことをお伝えさせてください。

エコキュートの交換で最も多い失敗が「業者選びのミス」です。実は業者選びを間違えるだけで、数十万円単位の損をしてしまうケースも珍しくありません。

とはいえ、交換業者は数が多すぎて比較するだけでも一苦労ですよね。忙しい毎日のなかで、一社ずつ調べて見積もりを取る時間なんてなかなか確保できないのが現実です。

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それでは、本題の解説に入ります。

目次
  1. エコキュートの価格・工事費込みの価格相場
  2. 工事費込み価格の内訳
    1. ①エコキュート本体価格:20万円〜50万円
    2. ②基本工事費:10万円〜20万円
    3. ③追加工事費
    4. 「コミコミ価格」のチェックポイント
  3. エコキュートの価格に影響する要素
    1. 給湯タイプ:フルオート・オート・給湯専用
    2. 貯湯タンクの容量
    3. グレードと搭載機能
    4. 水圧タイプ:高圧給湯と標準圧
    5. 特殊仕様:寒冷地・耐塩害・井戸水対応
  4. エコキュートが向いている家庭・向いていない家庭
    1. エコキュートが向いている家庭
    2. エコキュートが向いていない家庭
  5. エコキュートの交換時期と寿命の目安
    1. 長持ちさせるための日常メンテナンス
  6. エコキュートの価格を安く抑えるポイント
    1. 相見積もりで適正価格を見極める
    2. 安くなる時期を狙う
    3. 自社施工の専門業者を選ぶ
    4. 「型落ち品」と「スタンダードグレード」を検討する
  7. 2026年に使えるエコキュートの補助金
    1. 補助金額と対象要件
    2. 申請の流れと自治体の補助金
    3. 補助金を受けるための注意点
  8. 人気メーカー別|エコキュートの価格と特徴
    1. 三菱電機
    2. パナソニック
    3. ダイキン
    4. 日立
    5. コロナ
  9. 業者別のメリット・デメリット比較
    1. 家電量販店
    2. エコキュート専門業者
    3. 地元の電気屋さんやリフォーム業者
    4. ECサイトでの購入
    5. 業者選びのまとめ:どんな人にどの業者が向いている?
  10. エコキュート交換の流れ
    1. ①問い合わせ・見積もり依頼
    2. ②現地調査
    3. ③契約・日程調整
    4. ④工事当日
    5. ⑤試運転・引き渡し
  11. エコキュートに関するよくある質問
    1. エコキュートの寿命はどのくらい?
    2. 交換工事にかかる時間は?
    3. マンションにも設置できる?
    4. エコキュートの電気代は月いくらくらい?
    5. 故障したらまず何をすべき?
    6. エコキュートとガス給湯器、どちらがお得?
    7. エコキュートの騒音は気になる?
  12. まとめ

エコキュートの価格・工事費込みの価格相場

エコキュートの導入を検討するとき、最も気になるのが「工事費込みで結局いくらかかるのか」という総額の問題です。メーカーの希望小売価格だけを見ると「高い」と感じるかもしれませんが、実際には大幅な値引きが入るため、実売価格はかなり下がります。

工事費込みの価格は40万〜70万円が目安になります。既存のエコキュートからの交換であれば35万〜60万円程度に収まるケースが多い傾向。ガス給湯器や石油給湯器からの切り替えだと、追加工事が発生しやすいぶん費用は上振れしやすくなります。

この価格差が生まれる理由は、選ぶ機種の機能やタンク容量、自宅の設置状況によって必要な工事内容が変わるため。同じ機種でも業者によって5万〜15万円の価格差が出ることは珍しくありません。

2026年は国の「給湯省エネ2026事業」で最大14万円の補助金が出ます。例えば工事費込み50万円のエコキュートでも、補助金を使えば実質36万円程度で導入可能。対象機種を選べば実質的な負担を大幅に減らせるため、補助金の対象になるかどうかも機種選びの重要な判断材料です。

なお、交換のパターン別に見ると、費用の目安は以下のように変わります。

交換パターン工事費込みの目安
エコキュート → エコキュート35万〜60万円
ガス給湯器 → エコキュート45万〜75万円
電気温水器 → エコキュート40万〜70万円
石油給湯器 → エコキュート45万〜75万円

既存のエコキュートからの交換が最も安くなるのは、基礎や配管がそのまま使えるケースが多いためです。他の給湯器からの切り替えでは、200V電源の増設やコンクリート基礎の新設が必要になることがあり、そのぶん費用が上乗せされます。

費用を適正に抑えるには、最低でも3社から見積もりを取って比較すること。これがエコキュート交換の第一歩になります。

工事費込み価格の内訳

「工事費込み」と書かれていても、中身を知らなければ見積もりの適正さは判断できません。価格は大きく分けて「本体価格」「基本工事費」「追加工事費」の3つで構成されています。

①エコキュート本体価格:20万円〜50万円

本体価格は機能やタンク容量によって大きく変動します。メーカーの希望小売価格は高く設定されていますが、家電量販店や専門業者では大幅な値引きが適用されるのが一般的。実売価格は定価の3〜6割引きになることも多くあります。

例えば370Lのフルオートタイプの場合、メーカー希望小売価格が80万円台でも、専門業者の実売価格は25万〜35万円程度になることが珍しくありません。460Lの上位グレードでも、割引率の高い専門業者なら35万〜45万円で本体を入手できるケースがあります。

同じ機種でも購入先によって本体価格が数万円変わるため、複数の業者から見積もりを取って比較することが重要です。「この機種で見積もりをお願いします」と型番を指定して依頼すれば、業者間の比較がしやすくなります。

②基本工事費:10万円〜20万円

エコキュートを設置するための標準的な作業費です。業者によって内容は異なりますが、一般的に以下の項目が含まれます。

  • 既存給湯器の撤去・処分
  • エコキュート本体の搬入・据付
  • 給水・給湯・追いだき配管の接続
  • 電源ケーブル・リモコン線の配線工事
  • 台所・浴室リモコンの設置
  • 脚部カバーの取り付け
  • 漏電遮断器の設置
  • 試運転と操作方法の説明

「標準工事」にどこまで含まれるかは業者ごとに違います。ある量販店では標準工事に本体据付・配管接続・既存機器の廃棄運搬に加え、10年保証料まで含まれている一方、別の業者では産廃処分費が別途請求になることも。見積もり段階で「標準工事に含まれる範囲」を必ず確認しておくと安心です。

③追加工事費

見積もりで最も注意したいのが追加工事の費用です。特にガス給湯器や石油給湯器からエコキュートに初めて切り替える場合は、標準工事だけでは済まないケースがほとんど。

「安いプランで契約したのに追加費用で結局高くなった」という失敗を避けるため、以下の追加工事が発生する可能性を把握しておきましょう。

  • コンクリート基礎工事:2万円〜5万円。貯湯タンクは満水時400kg〜600kgになるため、土台のない場所に新設する場合に必要
  • 200V専用回路の増設:2万円〜4万円。エコキュートには200Vの専用電源が必要で、ガス給湯器からの交換時に発生しやすい
  • 浴槽のふろアダプター設置:1万円〜2万円。フルオートタイプを新規導入する際、浴槽に追いだき用の穴を開ける工事
  • 配管の延長・交換:1mあたり数千円。既存配管の劣化や設置場所の都合で発生
  • 特殊搬入作業:都度見積もり。設置場所が狭くクレーン車を使う場合など

追加工事費は現場の状況次第で大きく変わります。正確な金額を知るには、必ず現地調査を受けた上で見積もりを出してもらうことが欠かせません。

「コミコミ価格」のチェックポイント

最近は本体・リモコン・脚部カバー・処分費・基本工事・保証をすべて含んだ「コミコミ価格」を打ち出す業者が増えています。分かりやすくて魅力的ですが、契約前に以下の3点は必ず確認してください。

  • 追加工事費は含まれているか
  • 脚部カバーやリモコンが別途オプションになっていないか
  • 商品保証と工事保証の両方が付いているか

一見安く見える価格でも、必要な部材が別料金だと最終的に他社より高くなることがあります。総額とサービス内容をセットで比較する視点が大切です。

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エコキュートの価格に影響する要素

エコキュートの価格は一律ではなく、機種のスペックによって数十万円単位で変わります。何が価格を左右するのか理解しておくと、予算内で満足度の高い一台を選びやすくなります。

給湯タイプ:フルオート・オート・給湯専用

エコキュートの基本的な違いが「給湯タイプ」です。3種類あり、機能が増えるほど価格も上がります。タイプ間の価格差は約5万円が目安。

給湯タイプ主な機能こんな家庭におすすめ
フルオート自動お湯はり、自動保温、自動足し湯、追いだき入浴時間がバラバラの家庭。ボタン一つで温かいお風呂に入りたい人
オート自動お湯はり、手動の高温足し湯自動お湯はりは欲しいが、コストは抑えたい家庭。入浴時間がまとまっている家庭
給湯専用蛇口から手動でお湯はりシャワー中心の家庭。初期費用を最大限に抑えたい人

最も売れているのは全自動で快適なフルオートタイプ。現在オートや給湯専用を使っていて不満がなければ、同じタイプへの交換で費用を抑えられます。

ただしフルオートへのグレードアップには追いだき用配管の追加工事が必要になる場合があるため、事前に業者へ確認してください。

貯湯タンクの容量

エコキュートは深夜の割安な電力でお湯を沸かし、タンクに貯めておく仕組みです。家庭のお湯の使用量に合った容量を選ぶことが重要になります。

容量が小さすぎると冬場や来客時に「湯切れ」を起こし、割高な昼間の電気で沸き増しが必要に。湯切れを頻繁に起こすと、深夜電力で安くお湯を沸かすというエコキュート最大のメリットが薄れてしまいます。逆に大きすぎると初期費用がかさみ、使わないお湯を保温する電気代もムダになります。

家族の人数別の容量目安は以下のとおりです。

  • 1〜2人家族:200L
  • 2〜3人家族:300L
  • 3〜4人家族:370L
  • 4〜5人家族:460L
  • 5〜7人家族:550L

人数だけでなく、朝もシャワーを使うか、部活動をする子どもがいるか、来客が多いかといったライフスタイルも考慮して選びましょう。

370Lと460Lで迷う場合はワンサイズ大きい方がおすすめ。メーカーによっては両者の希望小売価格にほとんど差がないこともあります。子どもの成長や将来の家族構成の変化を考えると、余裕のある容量の方が長い目で見て安心です。

容量別の工事費込み価格の目安は以下のとおり。フルオートタイプで比較した場合の数値です。

  • 370L:35万〜55万円
  • 460L:38万〜60万円
  • 550L:45万〜70万円

給湯専用やオートタイプを選べば、同じ容量でも5万〜10万円ほど安くなります。

グレードと搭載機能

各メーカーとも「スタンダード」から「プレミアム」まで複数のグレードを用意しています。上位モデルほど省エネ性能が高く、付加機能も充実。フルオート460Lタイプで比較すると、スタンダードとプレミアムでは約17万円の差が出ることもあります。

主な差を生む機能は以下の4つ。

  • 省エネ性能:上位グレードはコンプレッサーの効率やタンクの断熱性が高く、年間の電気代を抑えやすい。省エネ性能の公的指標である「年間給湯保温効率」の数値も高くなるため、ランニングコストを長期で比較する際の参考になる
  • 入浴の快適性:三菱の「ホットあわー」やダイキンの「ウルトラファインバブル入浴」など、微細な泡で温浴効果を高める機能。肌のうるおい向上や湯冷め防止の効果が期待できる
  • 清潔・衛生機能:UV除菌や配管自動洗浄など、掃除の手間を減らす機能。家族が多いと残り湯の衛生面が気になるため、こうした機能の価値が高まる
  • スマート連携:スマホアプリからの遠隔お湯はり操作や、太陽光発電の余剰電力を活用して効率的に沸き上げる機能。2026年の補助金はこのIoT対応が条件に含まれている

必要な機能を家族で話し合い、使わない機能に余分なお金をかけないのがコスト管理のコツです。

水圧タイプ:高圧給湯と標準圧

「エコキュートはシャワーが弱い」と聞いたことがあるかもしれません。これは貯湯タンクを保護するために、水道の圧力を減圧弁で下げる構造によるもの。

水圧の違いは以下のとおりです。

  • 標準圧タイプ:約170〜190kPa
  • 高圧タイプ:約280〜320kPa

約4万円の差でシャワーの勢いが大きく変わります。浴室が2階以上にある家庭や、キッチンと浴室で同時にお湯を使うことが多い家庭は高圧タイプを選んでおくと後悔しにくいでしょう。水圧を利用するマッサージ機能付きシャワーヘッドを使いたい場合も、高圧タイプが前提になります。

一度設置すると後から水圧タイプの変更はできないため、迷ったら高圧が無難です。

特殊仕様:寒冷地・耐塩害・井戸水対応

設置環境によっては一般地仕様のエコキュートでは対応できず、特殊なモデルが必要です。耐久性を高める加工が施されているぶん、価格は高くなります。

  • 寒冷地仕様:外気温がマイナス10℃を下回る地域向け。凍結防止ヒーターを搭載し、低温でも安定稼働する設計
  • 耐塩害仕様:海岸に近い地域向け。防錆塗装や特殊加工で潮風によるサビ・腐食から室外機を保護。海岸からの距離に応じて「耐塩害」と「重耐塩害」の2段階がある
  • 井戸水対応:水道水ではなく井戸水を使う場合に必要。ミネラル分による配管詰まりや腐食を防ぐ部品を採用。対応メーカーは限られるため、事前に確認が必要

該当する環境に適合しないモデルを設置すると、早期故障やメーカー保証の対象外になるリスクがあります。業者に設置環境を正確に伝えることが大切です。

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エコキュートが向いている家庭・向いていない家庭

エコキュートは多くの家庭にメリットがありますが、すべての家庭にとってベストな選択肢とは限りません。導入前に「自分の家に合っているか」を確認しておきましょう。

エコキュートが向いている家庭

  • 家族が3人以上でお湯をよく使う家庭。お湯の使用量が多いほどガス給湯器との光熱費差が大きくなるため、節約メリットを最大限に活かせる
  • オール電化住宅に住んでいる、または検討中の家庭。電気料金プランの深夜割引を活用でき、ガスの基本料金もなくなるため家計の固定費を削減できる
  • 太陽光発電を導入済みの家庭。余剰電力でお湯を沸かせば、実質的な電気代をほぼゼロに近づけることも可能
  • プロパンガスを利用中の家庭。プロパンガスは都市ガスに比べて単価が高いため、エコキュートへの切り替えによる節約効果が大きい

エコキュートが向いていない家庭

  • 設置スペースが確保できない家庭。エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットの2台構成で、ガス給湯器よりも広い設置面積が必要
  • 初期費用をできるだけ抑えたい家庭。ガス給湯器なら10万〜25万円で設置できるため、短期間で引っ越す予定がある場合はコストを回収しきれない可能性がある
  • 深夜の運転音が気になる環境。密集した住宅地で隣家との距離が近い場合は、設置場所を慎重に検討する必要がある

迷った場合は業者に相談すれば、自宅の環境や家族構成に合ったアドバイスをもらえます。オール電化を検討中であれば、IHクッキングヒーターとのセット導入で割引が適用される業者もあるため、まとめて見積もりを取ると費用を抑えやすくなります。現地調査は無料の業者が多いため、気軽に問い合わせてみてください。

エコキュートの交換時期と寿命の目安

エコキュートの寿命は一般的に10年〜15年です。使用環境やメンテナンス状況によって前後しますが、10年を超えたあたりから不具合が出始めるケースが増えてきます。

以下のような症状が出たら、交換を検討するタイミングです。

  • お湯の温度が安定しない、ぬるいお湯しか出ない
  • タンクやヒートポンプユニットからの水漏れ
  • 運転時の異音が大きくなった
  • リモコンにエラーコードが頻繁に表示される
  • 修理部品の在庫がメーカーになくなった

メーカーは製品の生産終了後、補修用部品を約10年間保有するのが一般的です。つまり古い機種ほど「修理したくても部品がない」という状況になりやすい。修理費用が高額になる場合は、新しい機種に交換した方がトータルコストで有利になることもあります。

完全に壊れてからの交換だと、数日間お湯が使えない生活を強いられます。焦って契約すると相見積もりを取る余裕がなく、割高になりがち。

設置から10年を過ぎたら、少しずつ交換の情報収集を始めておくのが賢いやり方です。余裕のあるスケジュールで見積もり比較ができれば、費用面でも有利に進められます。

長持ちさせるための日常メンテナンス

エコキュートの寿命を少しでも延ばすために、以下のメンテナンスを定期的に行うのがおすすめです。

  • タンクの水抜き:半年に1回が目安。タンク底部にたまった不純物を排出し、内部を清潔に保つ。取扱説明書に手順が記載されている
  • 浴槽フィルターの掃除:週1回程度。フィルターの詰まりは循環効率を下げ、エコキュートに負荷をかける原因になる
  • ヒートポンプユニット周辺の清掃:月1回程度。落ち葉やゴミが溜まると空気の取り込みが悪くなり、効率が低下する
  • 配管の凍結防止:冬場は配管の保温材が劣化していないか確認。凍結は破損の原因になる

これらは特別な道具や専門知識がなくてもできる作業ばかり。5分〜10分程度で終わるものがほとんどです。難しいメンテナンスは不要ですが、放置すると故障のリスクが高まり、結果的に修理費や早期交換のコストがかかることになります。年に1回、業者にメンテナンスを依頼するのも一つの手です。多くの専門業者では5,000円〜10,000円程度で定期点検サービスを提供しています。

エコキュートの価格を安く抑えるポイント

エコキュートは数十万円の買い物。できるだけ安く、でも品質には妥協したくないのが本音です。いくつかのポイントを押さえるだけで、費用を大きく抑えることができます。

相見積もりで適正価格を見極める

最も効果的なコスト削減策が「相見積もり」。実行するかどうかで支払額が10万円以上変わることもあります。

同じメーカーの同じ機種でも、業者ごとに本体の割引率や工事費の設定はまったく違います。最低3社から見積もりを取ることで、その地域の適正な価格帯が見えてくるでしょう。

見積書でチェックすべきポイントは5つ。

  1. 税込の総額が明記されているか
  2. 「本体」「基本工事費」「追加工事費」「諸経費」が項目別に記載されているか
  3. 追加工事の有無と金額が現地調査に基づいているか
  4. 機種名と型番が正確に記載されているか
  5. 商品保証と工事保証の内容・年数が明記されているか

「工事費一式」のような曖昧な表記の見積もりは、後から追加請求されるリスクがあるため要注意。内訳がきちんと項目別に分かれている見積書を出す業者を選びましょう。

断りの連絡は気が引けるかもしれませんが、「今回は他社に決めました。ご丁寧に対応いただきありがとうございました」と正直に伝えれば問題ありません。相見積もりは一般的な手段であり、業者側も想定しています。

安くなる時期を狙う

エコキュートにも安く買いやすいタイミングがあります。急な故障でなければ、時期を選ぶことでコストダウンが可能です。

  • 決算期の2〜3月と8〜9月:売上目標の達成に向けて大幅値引きやキャンペーンが増える時期。価格交渉にも応じてもらいやすく、在庫を減らしたい業者側の事情も追い風になる
  • モデルチェンジ期の秋〜冬:新製品が出ると旧モデルが在庫処分価格になる。基本的な給湯性能はほぼ同等で、大幅に安く買えるチャンス。最新機能に強いこだわりがなければ狙い目

逆に冬場はエコキュートの故障が増えるため、需要が集中して割引が少なくなる傾向。壊れる前に余裕を持って交換する方が、タイミングの面でもお得です。計画的に動けるなら、夏〜秋のうちに見積もりを集めておき、秋冬のセール時期に契約するのが最もお得な買い方になります。

自社施工の専門業者を選ぶ

価格を抑えつつ質の高い工事を求めるなら、自社施工の専門業者が合理的な選択肢です。

家電量販店やリフォーム会社は工事を下請けに外注するケースが多く、中間マージンが上乗せされます。一方、自社で営業から施工まで一貫して行う専門業者はその分のコストがかからないため、同じ工事内容でも安く提供できる仕組みです。

専門業者のメリットは価格だけではありません。毎日エコキュートの工事だけを行っているため知識と経験の蓄積が違います。難しい現場や狭小地への設置にも対応できる技術力が強み。人気機種の在庫を自社倉庫に持っているため、急な故障でも最短即日の交換に対応できる業者も多くあります。

自社の工事品質に自信を持つ業者ほど、10年以上の工事保証を無料で付けている傾向。これは大手量販店にはない強みです。

「型落ち品」と「スタンダードグレード」を検討する

最新の最上位モデルが必ずしもベストとは限りません。少し視点を変えるだけで費用を大きく削減できます。

エコキュートのモデルチェンジは主にマイナーチェンジで、基本的な給湯性能が大きく変わることは稀です。省エネ性能の微向上や新しい便利機能の追加が中心のため、旧モデルでも実用上の問題はなく格安で手に入る可能性があります。

「自動お湯はりと追いだきがあれば十分」という家庭であれば、スタンダードグレードで初期費用を大幅にカット可能。マイクロバブルやスマホ連携に数万〜十数万円の価値を感じるかどうか、家族で一度話し合ってみてください。その機能が10年間の間にどのくらい使われるかを冷静に考えると、判断しやすくなります。

2026年に使えるエコキュートの補助金

2026年も国の「給湯省エネ2026事業」として、エコキュート導入に対する補助金が継続されています。活用すれば実質負担を大きく減らせるため、交換前に必ずチェックしておきたい制度です。

補助金額と対象要件

エコキュート1台あたりの基本補助額は7万円。機種の性能に応じて加算があり、最大14万円まで受け取れる仕組みです。電気温水器からの切り替えの場合はさらに撤去費用の加算もあります。

対象となるエコキュートには主に2つの要件があります。

  • インターネットに接続できる機種であること
  • 太陽光発電の余剰電力を活用して沸き上げる機能を持つこと

2026年からはIoT対応と太陽光連携がセットで求められるようになりました。対象メーカーにはダイキン、パナソニック、三菱電機、日立、コロナなどが含まれています。すべての機種が対象ではないため、購入前に「補助金の対象機種か」を業者に確認してください。

申請の流れと自治体の補助金

補助金の申請は登録事業者である施工業者を通じて行います。個人が直接申請する仕組みではないため、見積もり時に「補助金対象の機種か」「申請を代行してもらえるか」を業者に聞くのが確実です。

補助金には予算枠があり、予算に達した時点で受付が終了します。過去の事業では年度途中で締め切られたケースもあるため、交換を決めたら早めに動くのが得策。

国の制度とは別に、自治体が独自の補助金を用意しているケースもあります。例えば東京都では独自のゼロエミッション住宅関連の補助、大阪府や愛知県でも省エネ設備に対する助成制度を設けている自治体があります。併用できれば負担をさらに抑えられるため、お住まいの市区町村のウェブサイトや窓口で確認してみてください。

補助金を受けるための注意点

補助金を利用するうえで、いくつか注意すべきポイントがあります。

  • 対象期間内に着工した工事であること。着工日は「令和7年11月28日以降」が条件とされている
  • 施工業者が「登録事業者」であること。未登録の業者で工事をすると補助金が受けられない
  • 予算には上限がある。過去の事業では年度半ばで予算が消化されて受付終了になった年もあるため、早めの申請が有利
  • 補助金は工事完了後に支給される。一時的に全額を自己負担する必要がある点は把握しておくこと

補助金をうまく活用するには、対象機種と登録事業者の両方が揃っている業者に最初から依頼するのがスムーズです。

人気メーカー別|エコキュートの価格と特徴

エコキュートを選ぶとき、どのメーカーにするかは導入後の満足度を大きく左右します。国内の主要5メーカーにはそれぞれ明確な強みがあり、家庭の優先順位に応じて最適なメーカーが変わります。

三菱電機

業界トップクラスのシェアを持つ三菱電機。長年の実績に裏打ちされた信頼性と、入浴の快適さを追求した先進機能が特徴です。

約0.01ミリメートルのマイクロバブルが浴槽に広がる「ホットあわー」は、保温効果を高めて湯冷めしにくくする人気機能。肌の水分量をアップさせる効果も報告されており、まるで温泉のような入浴感を自宅で味わえます。深紫外線でお湯の菌を抑制する「キラリユキープPLUS」は、時間が経ってもお湯の濁りやニオイを抑えてくれるため、最後に入る人も気持ちよく入浴可能。排水時にマイクロバブルで追いだき配管を洗浄する「バブルおそうじ」は、洗剤なしで日々の配管掃除を自動化してくれます。

工事費込みの実売価格は、スタンダードモデルで35万〜50万円、上位モデルで50万〜65万円が目安。毎日のお風呂の質にこだわりたい家庭に最適です。家族の入浴時間がバラバラで、いつでもきれいなお湯に入りたいという方に向いています。

パナソニック

国内シェアトップクラスのパナソニックは、省エネ性能で他社をリードするメーカーです。

独自のAI技術でお湯の使い方を学習し、無駄なエネルギー消費を自動で削減する「AIエコナビ」を搭載。浴室への人の出入りをセンサーで検知し、入浴していない間の保温を自動で停止します。さらにお湯の冷め方を家庭ごとに学習し、最適なタイミングで保温を行うことで、保温エネルギーを最大約35%カットできるとされています。

設置スペースが限られる都市部の住宅向けに、業界最小クラスの薄型モデルを用意。太陽光発電の余剰電力を効率よく活用する「ソーラーチャージ」機能や、床暖房対応の多機能モデルなど、選択肢の幅が広い点も魅力です。

工事費込みの実売価格は、スタンダードモデルで33万〜48万円、上位モデルで48万〜60万円程度。ランニングコストを重視する家庭や、太陽光発電を導入済みの家庭に最適なメーカーです。

ダイキン

空調分野のトップメーカーであるダイキンは、技術力を活かしつつ比較的リーズナブルな価格を実現しています。他社の上位モデルに搭載されているような高機能を、より手頃な価格で提供している点が大きな魅力。

0.001ミリメートル未満の超微細な泡で温浴効果を高める「ウルトラファインバブル入浴」と、深紫外線でお湯を除菌する「おゆぴかUV」を搭載。標準仕様で320kPaという業界トップクラスのシャワー水圧を持つ「パワフル高圧給湯」は、2階や3階でのシャワーでも勢いが落ちにくい設計です。

24時間365日対応の電話サポート「Daikin Smart APP」も備えており、いつ起こるか分からないお湯のトラブルにもすぐ対応してもらえます。工事費込みの実売価格は30万〜55万円程度と、同等機能の他社製品より手頃。価格と性能のバランスを重視する人に最適な選択肢です。

日立

日立の最大の特徴は、他社と根本的に構造が異なる「水道直圧給湯」技術です。タンクのお湯をそのまま使うのではなく、タンクの熱だけを利用して水道水をプレート式熱交換器で瞬間的に温めて給湯する方式。

水道水本来の圧力がほぼそのまま維持されるため、2階でのシャワーでも勢いが落ちにくいのが最大のメリットです。キッチンと浴室で同時にお湯を使っても水圧が安定。タンクのお湯を直接使わないため飲用も可能で、衛生面を気にする家庭にも適しています。

高性能なウレタン断熱材を使った「ウレタンク」でお湯が冷めにくく、無駄な沸き増しを抑えて省エネにも貢献します。工事費込みの実売価格は40万〜65万円程度と全体的に高めですが、シャワーの水圧を最優先する家庭や、複数箇所で同時にお湯を使う機会が多い家庭にとっては、唯一無二の選択です。

コロナ

2001年に世界で初めてエコキュートを開発・販売したパイオニア。派手な付加機能よりも、省エネ性と耐久性を追求した堅実な製品づくりで支持を集めています。

過去の使用量や季節を学習して最適な運転を行う独自の「ES制御」は、沸き上げ・貯蔵・使用の各段階でエネルギー効率を最適化し、最大約36%の省エネを実現します。年間給湯保温効率4.0を達成した「プレミアムエコキュート」もラインナップに含まれ、高効率なコンプレッサーと真空断熱材を組み合わせた技術の結晶です。

性能重視の上位モデルから機能を絞ったシンプルなモデルまで幅広く展開しており、堅実な価格設定が特徴。工事費込みの実売価格は28万〜50万円程度と比較的抑えめ。歴史と実績を重視する人、基本性能と長期的なランニングコストを最優先にしたい人に向いたメーカーです。

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業者別のメリット・デメリット比較

エコキュートの交換は設置工事が伴うため、「どこに依頼するか」が価格と満足度を大きく左右します。主な4つの依頼先のメリット・デメリットを整理しました。

家電量販店

ヤマダ電機やエディオンなど大手量販店は、企業ブランドの安心感が最大の魅力。全国に店舗があり、専門知識を持つ販売員に直接相談できます。展示モデルを見てイメージを掴めるのもメリットの一つ。独自の10年延長保証やポイント還元を用意している店舗が多く、「何かトラブルがあっても大手なら安心」という信頼感は大きいでしょう。

一方で工事は下請けに外注するのが一般的で、中間マージンのぶん価格は高め。同じ機種で専門業者と比較して10万円以上の差が出た事例もあります。施工品質は担当する下請け次第でばらつきがある点は念頭に置くべきです。在庫を自社で持たず契約後にメーカーから取り寄せるため、設置まで1〜3週間かかることも珍しくありません。

エコキュート専門業者

近年、インターネットを中心に急成長しているのがエコキュート交換に特化した専門業者。自社施工で中間マージンがないため、価格面で最も有利な選択肢です。メーカー希望小売価格から70%以上の割引を実現している業者もあります。

毎日エコキュートだけを扱っている専門性の高さと、最短即日の交換対応力が強み。人気機種の在庫を自社倉庫にストックしているため「お湯が急に出なくなった」という緊急時にも素早く動いてくれます。工事10年保証を無料で付けている業者も多く、自社工事への自信の表れと言えます。

ただし業者の数が多いぶん、中には技術力や対応に問題のある業者も存在します。施工実績の写真が豊富か、Googleマップの口コミ評価は良好か、長期保証が明記されているか、会社の所在地や代表者名が明確かの4点をチェックすると、信頼できる業者を見分けやすくなります。

地元の電気屋さんやリフォーム業者

昔からの付き合いがある地元の電気屋さんや、自宅のリフォームを手がけた工務店に依頼するのも選択肢の一つ。顔なじみの安心感と「何かあればすぐ駆けつけてくれる」フットワークの軽さが魅力です。エコキュート以外の電気設備や住宅全体の相談にもまとめて乗ってもらえる利便性があります。

ただし仕入れ量が少なく本体の割引率は低いため、総額は高めになりがち。エコキュートを専門に扱っていないため最新機種の情報に詳しくない場合もあります。業者によってはエコキュート単体の工事を受け付けていないこともあるため、事前に確認しましょう。

ECサイトでの購入

Amazonや楽天などのECサイトでは、本体がどこよりも安く手に入る可能性があります。複数のショップを簡単に比較でき、ポイント還元やセールを活用すれば最安値での購入も狙えるのがメリットです。

ただし最大の注意点は、工事を自分で別途手配しなければならないこと。「施主支給」に対応してくれる工事業者を自力で探す手間がかかります。設置後にトラブルが起きたとき、商品の初期不良なのか施工ミスなのかの切り分けが難しく、販売店と工事業者の間で責任が曖昧になるリスクも。製品と工事の両方に詳しく、リスクを自己管理できる上級者向けの選択肢と考えてください。

業者選びのまとめ:どんな人にどの業者が向いている?

それぞれの業者タイプには明確な向き・不向きがあります。自分の優先順位に合わせて選びましょう。

  • 安心感とブランド重視 → 家電量販店。多少高くても大手の信頼を買いたい方に
  • 価格と技術力のバランス重視 → 専門業者。最もコストパフォーマンスが高い選択肢
  • 顔なじみへの信頼重視 → 地元の電気屋。長年の付き合いで安心できる関係がある方に
  • 最安値を追求したい上級者 → ECサイト。自分で工事手配ができる方向け

どの業者を選ぶにしても、見積もりの内訳が明確で、保証内容がはっきりしている業者を選ぶのが基本。不明点があればその場で質問し、曖昧な回答しかもらえない業者は避けた方が無難です。

エコキュート交換の流れ

実際にエコキュートを交換する場合、以下のような流れで進みます。問い合わせから完了まで、全体の所要期間は1〜2週間が目安です。

①問い合わせ・見積もり依頼

電話やWebフォームで業者に連絡し、現在の給湯器の種類や型番、設置場所の情報を伝えます。多くの業者はこの段階で概算の見積もりを出してくれます。3社以上に問い合わせて比較するのがおすすめです。

②現地調査

業者が自宅を訪問し、設置スペースや配管の状況、分電盤の容量などを確認します。この調査結果をもとに正式な見積もりが作成され、追加工事の有無や金額もここで判明。現地調査は無料の業者がほとんどなので、気軽に依頼して問題ありません。

③契約・日程調整

見積もり内容に納得したら契約に進みます。補助金を利用する場合は対象機種の確認と申請の段取りもここで打ち合わせ。工事日は通常1〜2週間後に設定されますが、在庫があれば数日以内に対応してもらえるケースもあります。

④工事当日

工事の所要時間は4〜6時間が標準的。既存機器の撤去から新しいエコキュートの搬入・設置、配管接続、電気工事、リモコン設置まで、基本的に1日で完了します。基礎工事が必要な場合は半日ほど追加で時間がかかることも。工事中は一時的に水道やお湯が使えなくなるため、事前に準備しておくと安心です。

⑤試運転・引き渡し

設置後に試運転を行い、給湯・追いだき・リモコン操作などが正常に動くか確認します。日常のメンテナンス方法や、水抜きの手順についても説明を受けて完了。保証書や取扱説明書は大切に保管してください。初回のお湯が沸き上がるまでに数時間かかるため、当日の夜までには使えるようになるのが一般的です。工事の仕上がりに気になる点があれば、この時点で遠慮なく業者に伝えましょう。引き渡し後に指摘するよりも、その場で確認する方がスムーズに対応してもらえます。

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エコキュートに関するよくある質問

エコキュートの寿命はどのくらい?

一般的に10年〜15年が目安です。ヒートポンプユニットの方がタンクよりも先に不具合が出やすい傾向があります。定期的にタンクの水抜きや配管の点検を行えば長持ちしやすくなります。10年を超えると修理用の部品がメーカーで入手しにくくなることもあるため、不具合が増えてきたら交換を検討するタイミングと考えてよいでしょう。

交換工事にかかる時間は?

標準的な交換工事であれば4〜6時間で完了します。朝に工事を始めて、夕方にはお風呂に入れる状態になるのが一般的です。ただし基礎工事や配管の大幅な変更が必要な場合は、丸一日かかることもあります。繁忙期は工事日の確保が難しくなるため、余裕を持ったスケジュールが安心です。

マンションにも設置できる?

設置スペースがあれば可能です。ただし管理組合の許可が必要なケースがほとんどで、申請から承認まで1〜2ヶ月かかることもあります。ベランダや共用廊下に設置する場合は、騒音や振動に配慮した機種選びも大切。パナソニックの薄型モデルなど設置面積が小さい機種を選べば、限られたスペースでも対応しやすくなります。事前にマンションの管理規約を確認しておきましょう。

エコキュートの電気代は月いくらくらい?

使用量や電力会社の契約プランによって異なりますが、月平均1,000円〜2,000円程度が目安です。ガス給湯器と比較すると年間で2万〜5万円ほど光熱費が下がるケースが多く報告されています。特にプロパンガスを使っている家庭では節約効果が大きく、年間5万〜8万円のコスト削減につながることも。都市ガスからの切り替えでも年間2万〜3万円の節約が期待できます。電力会社の深夜割引プランを契約すれば、さらに効果が上がります。

故障したらまず何をすべき?

エラーコードが表示されている場合は、取扱説明書やメーカーのWebサイトでコードの意味を確認してください。電源のリセット操作で復旧することもあります。改善しなければ購入した業者かメーカーのサポート窓口に連絡しましょう。保証期間内であれば無償修理の対象です。

エコキュートとガス給湯器、どちらがお得?

初期費用だけを比べるとガス給湯器の方が安く、10万〜25万円程度で設置できます。一方エコキュートは40万〜70万円と初期投資は大きめ。ただしランニングコストが安いため、一般的な家庭で年間2万〜5万円の光熱費差が生まれます。10年使えば20万〜50万円のランニングコスト差に。補助金を活用すれば初期費用の差はさらに縮まるため、長期で考えるとエコキュートの方がトータルコストは有利になるケースが多いです。ただし5年以内に引っ越す予定があるなら、初期費用の安いガス給湯器の方が合理的な選択になることもあります。

エコキュートの騒音は気になる?

ヒートポンプユニットの運転音は約40dB前後で、図書館程度の静かさです。ただし深夜に稼働するため、隣家の寝室に近い場所に設置すると振動も含めて気になる場合があります。設置時に業者と相談し、近隣への配慮も含めた設置場所の検討をおすすめします。防振ゴムの設置や、室外機の向きを調整することで音の影響を軽減できるケースもあります。

まとめ

エコキュートの工事費込み価格は40万〜70万円が相場です。費用を左右するのは機種のグレード、タンク容量、設置環境の3つ。

価格を抑えるには、3社以上から相見積もりを取る、決算期やモデルチェンジ期を狙う、自社施工の専門業者を選ぶ、型落ち品やスタンダードグレードを検討するの4つが効果的です。2026年は補助金で最大14万円の支援が受けられるため、対象機種を選べば実質負担を大幅に減らせます。

交換を検討し始めたら、以下のステップで進めるとスムーズです。

  1. 家族構成と使用量から、必要なタンク容量と給湯タイプを決める
  2. 予算に合ったグレードとメーカーの候補を2〜3機種に絞る
  3. 専門業者・量販店など異なるタイプの業者から3社以上の見積もりを取る
  4. 見積もり内容を「総額」「内訳」「保証」の3軸で比較する
  5. 補助金の対象機種・対象業者であることを確認して契約する

まずは自宅の設置環境を業者に伝えて、正確な見積もりを出してもらうことから始めてみてください。現地調査は無料の業者がほとんどなので、気負わず問い合わせれば大丈夫です。複数の見積もりを手元に揃えてから比較すれば、納得のいく価格で交換できます。10年以上毎日使う設備だからこそ、焦らず慎重に選んでください。

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